みなさま、今日もお疲れ様です!
みじんこママです。
今回は「子供との困った問題の解決法」をテーマにお話しさせていただきます。
子育てをしていると、子供の発言に振り回されて困りますよね。
口が達者になった4歳くらいから我が家も大変な思いをしておりました。
そんなパパママに向けて、ヒントになるようなお話をしていきたいと思います。
こうした方がいい!ああした方がいい!…というような力強いメッセージのお伝えではなく、ゆるりと穏やかな心をもって子供と接する方法をお話しいたします。
「ふぅん、へ~」くらいの軽い気持ちでお読みくださいね!
結論から言いますと
子供との会話で必要なこと…それは
「何も言わず、とにかく聞く」
です。
…ん?
会話しないの…?
それじゃあ説得できないじゃない!
わかります。でも大丈夫。
詳しくお話ししていきましょう!
ちょっと困った経験
私たちは自分の子供にたくさんの経験をさせたいですよね。
私もそう思って、息子のピアノを始めました。
あれやりたい、これやりたいと本人も納得して始めたにも関わらず、しばらくすると…
「行きたくない」
コレ、困りますよね。
お月謝払ってますしね。1回やめて、またやりたくなったらもう1回始めて…なんて実際なかなか難しいですよ。
みなさまもこんなご経験がおありではないでしょうか?
とにかく気持ちを持ち直させて、なんとかピアノ教室に連れていきたい!
こんな思いから親から子への説得が始まります。
でも、うまくいかないんですよねー…
親の行って欲しい気持ちに比例して、息子の行きたくない気持ちが増大します。
息子もどんどん頑なになって「行かない!」の一点張り。埒があきません。
困ったなぁと思っているところ、ふとオセロが目についたのです…。
人との会話はオセロのように
みなさま、オセロの必勝法をご存じですか?
「角をとること」なんですが。
それをする前に必要な処理がありまして、それは「序盤であまり自分のコマを取り過ぎない」というのがあります。盤上に自分の色が少ない状態にしておく、ということです。
この処理をしておくと、何が良いかといいますと、終盤になって自分がコマを置ける場所がたくさんあるんですよ。
一方、相手は自分の色がたくさんある状態なので、コマを置ける場所が限られます。
自分のコマが置ける場がたくさんあれば、角を取りやすい試合運びが可能になるということです。
私はこれを「人との会話によく似ているな」と思っています。
相手から言われたことに対して、自分の意見を同じ量だけ返していくと、あまりいい方向に進みません。
予期せぬトラブルに発展したりとか、思ってもみないようなことを言われて違う問題が発生し会話が混沌としたりとか…。会話の流れとして悪い方向に向かうことが多いな、と思います。
相手の色に染まるオセロの盤上のように「最初は相手の言い分を受け取ること」が必要になるのではないでしょうか。
聞き取ったうえで、自分の意見を返す方が、結果としてうまい会話となります。問題が解決しやすい、トラブルが抑えられる状態になるのではないかと思います。
けれどコレ、やろうと思うと結構難しいんですよ。
どういう風に難しいかといいますと、焦るんですよね。
オセロの試合、自分の色がどんどん少なくなっていって、盤上が相手の色で埋め尽くされるのはかなりのストレスです。
この作戦に完全に慣れてしまえば「いっぱい取ってるな、ふふふ私の勝ちね」と余裕をもって構えていられますが、まだ慣れていない段階でこの作戦をとると相手に負けるような気がして不安になります。
その不安に耐え切れず攻撃を仕掛けてしまう、という結果にもなりかねません。
これは人との会話にも通じています。
相手から一方的に主張をぶつけられると不安を感じます。
自分も何か言い返さねばならないような気がしてきて焦ります。
けれど、その不安をいったん自分のなかに受け止めて、相手の想いを十分に理解してから、自分の意見を一つずつ返していくようにする。そういったトレーニングを積むのは大切なことだと思います。
完全にうまくいかなくても、意識をしながら取り組むことで鍛えられ、しだいに上手な交渉が可能になるのではないでしょうか?
子供との会話もオセロのように
人は、してもらったら返したくなる気持ちになります。
これを返報性の原理と言います。
「自分の話を十分に聞いてもらったのだから、相手の話も聞いてあげよう」と思うのです。
なぜか私たち親は、我が子が相手だと力業で説得できる気になってしまいます。
「いうことを聞かせる」とは少し違いますが、根気強く伝えれば分かってくれると盲目的に信じています。
けれど、家庭ではなく仕事ではどうでしょうか?
自分の主張を繰り返していれば、その通りになりますか?
きっとうまくいきませんよね。だから世の中には「会話術」という書籍がたくさんあるのです。
交渉の基本は「聞く」ことです。
それは子育てでも同じです。
子供の主張をしっかりと聞いてあげることで、親である私たちの言葉がようやく彼らの耳に入っていきます。
「ピアノをやめたい」という主張があって、その言葉の本質は一体どこにあるのかを「聞く」
子供は親である私たちよりも表現力が未熟であることが多いため、伝えるサポートをしてあげる。
そうした積み重ねの結果、親の気持ちを少しずつ受け取ってくれるようになるのではないでしょうか?
無理な時は何を言っても無理ですけどね……
子育て、大変です。
つたないお話でしたが、みなさまの今後のお役に立てましたら光栄です。
人との会話はオセロのように。
お読みいただきましてありがとうございました!